050-5447-7862

平日 9:00〜17:30

物件を探す

事業用不動産のあらゆるニーズを網羅するサービスと豊富な実績で、お客様の課題を解決する最適なソリューションをご提案いたします。

お役立ち情報

CBREが手掛けた、さまざまな業種・規模の移転事例のご紹介を始め、オフィスや物流拠点の移転に役立つ資料・情報をご提供しています。

マーケット情報

独自収集したデータを元に、不動産マーケットの市況を分析予測し、市場変化をいち早く捉え、ポイントをまとめた市場レポートを配信しています。
また、物件レポート、業界トレンド情報など、事業用不動産の最新情報、トレンドを配信しています。

CBREについて

事業用不動産の分野において、世界有数の企業であるCBRE。日本国内におけるその強み、拠点、会社概要をご紹介します。

ヘルプ

物件検索の使い方や、会員サービス、よくあるご質問など、当サイトをより便利にご利用いただくための情報をご紹介します。

仲介業者様はこちら

賃貸オフィス・事務所の記事

マップボックス・ジャパン合同会社|成長ベンチャーに訊く

在宅環境の整備もオフィスの整備も同じ。社員個々がプロとして働ける場を提供する。

マップボックス・ジャパン 合同会社

地図データの上に様々な要素を組み込み、多様な情報の可視化を実現するマップボックス・ジャパン合同会社。カーナビや不動産情報、店舗検索、位置情報ゲームなどその活用は多岐にわたる。事業の推進を図ると同時に、ワークライフバランスの適正化を重要視する同社の取り組みについて、CEOオフィス室長である津倉氏に訊いた。

マップボックス・ジャパン合同会社
CEOオフィス室長
津倉 悠槙

マップボックス・ジャパン合同会社 CEOオフィス室長 津倉 悠槙氏

ご移転計画のあれこれ、お気軽にご相談ください

CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

マップボックス・ジャパン合同会社

地図と企業の情報を掛け合わせ、より多くのデータをわかりやすく

マップボックス・ジャパンは、その名の通り、地図にまつわる事業を展開しています。みなさんは日々の暮らしの中で、地図を見ない日がないくらいスマホやWEBで何かしらの地図をご覧になっているでしょう。気象情報や交通情報、店舗情報など、そういったデジタルマップの構造は多層的なレイヤーで作られており、地図の上に様々な情報が重ねられています。私たちは、企業のサービスで使われる地図に対して、描画技術の提供をしています。わかりやすい例としては、お天気情報の雨雲レーダー。何時にどの雨雲が推移していくかなどの情報を地図に重ねることで、誰が見てもわかりやすい情報にしているわけです。

創業は2013年。創業者のエリック・ガンダーセン(Eric Gundersen)は、もともとジャーナリストで、アフガニスタンの選挙情報を集めていた時、紙の地図から必要な情報を抽出する難しさや拡散性の低さを感じていました。それがデジタルになった瞬間にエンパワーメントされ、世界中の人々に平等に伝わることに気づき地図の持つ力に着目したと聞いています。地図の上にどんな情報があり、どのような使い勝手であればビジネスで手軽にデジタルマップを作れるだろうか? と試行錯誤したのが事業の発端になっています。

以前から、地図に関するサービスは数々ありました。ですが、黒子の立ち位置で「みなさんの必要に応じてカスタマイズした地図を、簡単に作ることができますよ」というサービスはあまりありませんでした。私たちはデジタルマップ全体を丸ごとパッケージし、必要な機能を開発して提供する、そういったプロバイダーなのです。

マップボックス・ジャパン合同会社

無駄のない快適なオフィスとリモートワーク環境のバランス

マップボックス・ジャパンの設立は2020年。最初はWeWork銀座に拠点を構えスタートしました。事業の成長スピードがわからない、採用がどう進むかもわからない中で、柔軟な選択が可能だということで、設立時からシェアオフィスを利用しています。まず銀座を選んだのですが、3〜4ヶ月で現在のWeWork虎ノ門に移転。銀座のコストが高かったせいもありますが複合的な理由があり、一番大きかったのはコロナです。人材採用や事業進捗が思うように進まない中で、主要クライアントへのアクセスが良く、ちょうど良い規模のオフィスが確保できたからです。当初は10名に満たないメンバーで、営業活動とプロダクトの開発を行っていました。15名くらいが入れるスペースで、そこに全員が集まることはなかったのですが、その後ビジネスの拡大から別の階を増床。2フロアに分割した状態から、「やはり人間、顔を突き合わせると物事が進むことが多いよね」という考えのもと、今の6階の同フロアに集約しました。現在スタッフは50名ほどで、1区画に7デスク程度の部屋を3区画に加えて、デモルームとしても使用できる会議室という構成です。全員が出勤するとデスクが足りないため、部門ごとに出勤する日を変えています。

コロナによって働き方は大きく変化しました。在宅勤務が多くなったことで、人員増=オフィスのデスク増ではなくなり、会社としてはコストを抑えられています。ですがそれは、社員に転嫁されているだけのことです。そこで私たちは、ベネフィットプランという福利厚生の制度を導入。各社員に毎月予算を渡し、在宅勤務の環境を整えることを行っています。例えば1人暮らしの社員ですと、ワンルームに机を置いて執務空間を作ると居住スペースが狭くなり、精神的にも疲弊してしまいます。この予算を使えば、1DKに住み替えることで生活と仕事のスペースを分けることができる。環境を整えることにもなりますし、会社としてもオフィスの拡大をしなくて済むわけです。

私たちは、オフィスを広い意味で捉えています。在宅勤務が一般化するなら、住環境の整備をサポートするのもオフィスを整えることと同じ。お子さんが小さくて家事に手が回らない場合の家事代行サービスだったり、家の中でずっと仕事をしていると健康が損なわれますからフィットネスの推奨など。個々がプロフェッショナルとして仕事に打ち込んで、生活ともバランスを取れるということは、会社の一つのバリューだと思っています。

マップボックス・ジャパン合同会社

地図の会社に相応しい虎ノ門は、社員の集うセンターピンに

ヘッドクォーター的なオフィスと在宅環境という、二つの働く場の形態両方を組み合わせて、ワークライフバランスを提供していきたいと考えています。当社では、スーパーフレックスを敷いていますので、個人の裁量で働き方を決められます。ただし、リモートにも問題点があり、一番は雑談が起きないことです。雑談の中にアイデアやひらめきがあり、それは当社のようなベンチャー企業にとって欠くことのできない重要なことです。まず、オフィスに来ることで、新しい刺激を持ち帰ってもらいたい。「家で働く方が楽なのだけど、1週間に1回オフィスに来ることで良い仕事のペースが作れるね」というふうに感じてもらいたいです。ワンフロアでなく、区画が分かれたスペースにしているのにも意味があり、そこで行われる会話で偶発的な交流を促したいと考えているからです。大きな部屋よりも、人が本能的に安心できる広さが良いと思い、あえて部屋の区切りを作っています。

虎ノ門という立地も、非常にバランスが良いと思っています。銀座や丸の内からも近いですし、クライアントのIT企業が多い赤坂や渋谷エリアも近い。官公庁のある落ち着いたエリアであると同時に、再開発も活発。そういった意味で地図の変化の真っ只中だと言えるでしょう。偶然ではあるのですが、虎ノ門にヘッドクォーターを置き、社員のセンターピンになっていることは、マップボックス・ジャパンとして、一つのアイデンティティになっているのかなと思います。

社員には長く働いてもらいたいですし、働くことを楽しんで欲しいと思っています。オフィスのこと以外でも、どのようなサポートができるかを重視していきたいと考えています。

マップボックス・ジャパン合同会社

ご移転計画のあれこれ、お気軽にご相談ください

CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

上記内容は BZ空間誌 2024年春季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

記事を探す

物件をお探しのお客様専用窓口

CBREの記事をお読み頂き誠にありがとうございます。
ご移転のプランニングや優良未公開物件の仲介をご用命の際は右記のフォームからお問い合わせください。

物件相談フォーム