新規供給が続く金沢駅周辺で企業の動きが活発化。
賃料水準に加え、求められるビルの付加価値。
空室率はわずかに低下
当社による2023年12月期の金沢における空室率は、14.7%と前期(2023年9月期)より0.2ポイント低下した。
拠点集約による企業の撤退などが見られたものの、金沢駅周辺を中心に新規開設の動きがあり、空室率の低下は微減に留まった。空室率に大きな変化はないものの、拡張・縮小それぞれではあるが、企業の動き自体は多くなっているように見受けられる。
供給増加による賃貸条件の緩和か
想定成約賃料は10,740円/坪と、前期より0.2%低下した。これは需要が高まっている新築または築浅の物件に、価格で対抗するため、ある程度築年数が経過したビルのオーナーが、柔軟に価格交渉に応じている影響と思われる。
今期を含め、今後も金沢駅周辺にはオフィスビルの供給が見込まれ、企業の選択肢は増えることが予測される。築年数が経過したビルの空室を抱えるオーナーにとっては、価格の調整だけではなく、リニューアルや企業にとって便利なサービスを導入するなどの工夫が求められることになるだろう。
金沢営業所 柳瀬 茂樹
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